基幹システムのデータがkintone®で閲覧可能
弊社では、基幹システムにおいては、ピー・シー・エー株式会社が販売している、PCA会計、PCA給与、PCA人事、PCA商魂・商管を使用しています。
しかし、多くの基幹システムは、Windowsパソコンありきでのクラウド対応であり、結果、外出先においてもノートPCが必要になることは多くあります。
私共は、その基幹システムに格納されているデータを元に、kintone®で集計結果を表示する事を実現しました。
○要件:人別損益計算書が欲しい。
私共は派遣事業を行っており、売上(請求)は、PCA商魂で管理され、請求書もPCA商魂で出力していました。
しかし、人件費と売上の計算で利益がどれだけでるか、PCA会計を見なければわからない状態であったため、kintone®でPCA商魂の請求データ、PCA給与の人件費データを集め、それぞれの利益計算をし、「人別損益計算書」を出しています。
これにより、営業はいち早く利益率を知ることが出来ました。
○請求と回収をカレンダーで出す。
経営部門では資金繰りがつきものです。私たちはPCA会計を導入しているのでキャッシュフローなどを見る事は出来ますが、実際にカレンダーでどのような支払い、入金があるか、これを一目でキャッチしたいという要望です。
PCA商魂とkintone®契約管理(自社製品)を連携し、PCA商魂で計算された請求データと、kintone®契約管理にて外注支払いの金額を知り、全てカレンダーに表示することで、当月にどのような入金と支払いがあるか全て見られます。
○売上実績と予想金額
PCA商魂で計算された請求データを元に、当月と過去の売上は知ることが出来ます。しかし、私共は未来設計において、「将来売り上げるべき金額」を知りたいという経営予測を取り入れています。
実績はPCA商魂請求データ、未来はkintone®契約管理(自社製品)の外注、正社員の契約期間にて計算され、年度単位で実績・予想が計算されます。
○自動仕訳
PCA会計にも自動仕訳機能がありますが、例えば単純な売掛金/売上高において、kintone®にて仕訳をする仕組みを作り、その仕訳を「直接、PCA会計仕訳データ」に入れるように取り組みました。
○振替伝票登録
PCA会計がない場合、iPadなどで仕訳データをkintone®に登録し、そのデータをPCA会計に登録をするアプリを開発しました。
上記以外にも、PCA製品との連携は実施しています。